東京23区で工務店・リフォーム・塗装・水道・電気などの工事業を営む方に向けて、Google ビジネスプロフィールの登録状況を東京名鑑の掲載データで整理した記事です。東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月)によると、東京の工事・リフォーム 4415社のうち、Google ビジネスプロフィールのオーナー確認済みは 1429社(32.4%)にとどまります。写真が 1枚以下の会社は 2871社(65.9%)、営業時間の登録があるのは 1784社(40.4%)、ウェブサイトの登録があるのは 2719社(61.6%)です。

この数字は、Google 等の公開情報をもとに東京名鑑が掲載している件数であり、東京で実際に営業している工事会社の数ではありません。掲載の仕組みは 東京名鑑「このディレクトリについて」 に公開されています。本記事では、23区別の表と分類別の件数を示したうえで、Google 公式ヘルプに書かれているオーナー確認・写真・サービス提供地域の仕様を、工事会社の立場で読めるように並べます。

東京の工事・リフォーム 4415社の登録状況

まず全体の数字です。東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月)から、Google ビジネスプロフィールに関わる項目だけを抜き出しました。

項目 社数 割合
掲載 4415社 –
オーナー確認済み 1429社 32.4%
営業時間の登録あり 1784社 40.4%
土曜に営業時間の登録あり 1033社 23.4%
日曜に営業時間の登録あり 460社 10.4%
平日 19:00 以降まで営業時間の登録あり 310社 7%
写真 1枚以下(写真枚数が分かる 4359社のうち) 2871社 65.9%
写真 21枚以上(同上) 312社 7.2%
ウェブサイトの登録あり 2719社 61.6%
オンライン予約リンクの登録あり 2社 0%

写真枚数の中央値は 1枚です。

他の業種と比べると差がはっきりします。同じ東京名鑑の掲載データで、歯科 4865院のオーナー確認済みは 3805院(78.2%)、美容クリニック 697院では 672院(96.4%)です。写真 1枚以下の割合は、歯科が 375院(7.7%)、美容クリニックが 20院(2.9%)にとどまります。一方で、士業 2581件のオーナー確認済みは 1131件(43.8%)、写真 1枚以下は 1758件(68.4%)、建築士事務所 1707件のオーナー確認済みは 437件(25.6%)、写真 1枚以下は 1358件(80%)で、工事・リフォームはこれらに近い水準にあります。

業種(東京名鑑) 掲載 オーナー確認済み 写真 1枚以下
工事・リフォーム 4415社 32.4% 65.9%
歯科 4865院 78.2% 7.7%
美容クリニック 697院 96.4% 2.9%
士業 2581件 43.8% 68.4%
建築士事務所 1707件 25.6% 80%

23区別の表|オーナー確認率・営業時間・写真・ウェブサイト

区ごとの数字です。掲載数の多い順に並べました。割合はその区の掲載数に対するものです。

区 掲載 オーナー確認済み 営業時間の登録 写真 1枚以下 ウェブサイト
大田区 290社 26.2% 38.3% 69.3% 56.9%
荒川区 262社 22.5% 30.2% 70.8% 48.5%
台東区 228社 28.9% 38.6% 70.2% 59.2%
世田谷区 224社 32.1% 43.3% 65.8% 57.6%
新宿区 221社 32.1% 39.8% 65.9% 65.6%
杉並区 213社 31.9% 38% 63.5% 56.8%
江戸川区 212社 36.3% 42% 71.2% 53.8%
豊島区 210社 34.8% 39% 63.6% 63.8%
中央区 200社 36.5% 45.5% 64.4% 72.5%
港区 200社 31% 44% 66% 68.5%
板橋区 199社 41.2% 51.3% 60.7% 72.9%
品川区 193社 41.5% 41.5% 63.2% 61.7%
千代田区 192社 30.7% 37% 62% 69.8%
墨田区 178社 32% 36% 66.7% 61.2%
葛飾区 175社 26.9% 37.1% 67.1% 50.3%
練馬区 175社 33.1% 51.4% 62.4% 60.6%
渋谷区 171社 44.4% 50.3% 59.6% 75.4%
江東区 168社 33.3% 42.3% 64.8% 70.8%
北区 166社 24.7% 33.1% 66.3% 53.6%
足立区 165社 34.5% 41.2% 66.1% 55.2%
中野区 138社 29.7% 37% 70.3% 63.8%
目黒区 120社 32.5% 37.5% 65% 65%
文京区 115社 33.9% 36.5% 64.9% 62.6%

オーナー確認率がもっとも高いのは渋谷区の 44.4%、次いで品川区 41.5%、板橋区 41.2% です。低いのは荒川区 22.5%、北区 24.7%、大田区 26.2% です。写真 1枚以下の割合は、どの区でも 59.6%(渋谷区)から 71.2%(江戸川区)の範囲です。ウェブサイトの登録は渋谷区 75.4%・板橋区 72.9%・中央区 72.5% が高く、荒川区 48.5%・葛飾区 50.3% が低くなっています。

区別の一覧は東京名鑑の 住まいの工事・リフォーム業者ガイド から区ごとのページに進めます。自社の掲載ページで、名称・所在地・営業時間・カテゴリの表記を確かめる起点にしてください。

分類別の件数

東京名鑑では、工事・リフォームを 8 つの分類に分けています(同じ会社が複数の分類に重複して数えられます)。東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月)による分類別の件数は次のとおりです。

分類 件数(重複あり)
工務店・注文住宅 2770社
リフォーム(内装・水回り) 1072社
電気工事 497社
外壁・屋根塗装 353社
水道工事・水漏れ修理 336社
屋根工事・雨漏り修理 327社
外構・エクステリア・造園 326社
防水工事 304社

工務店・注文住宅が 2770社と大半を占め、リフォーム(内装・水回り)が 1072社で続きます。水道・電気・屋根・防水の各分類はそれぞれ 304社〜497社です。Google ビジネスプロフィールのカテゴリと、プロフィールに載せる写真・サービス提供地域が、自社の分類と食い違っていないかを確かめる起点になります。

オーナー確認の公式手順|確認方法・日数・コード

オーナー確認済みは 32.4% です。Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」には、次のように書かれています。

  • Google のサービスに表示されるビジネスの情報(ビジネス名や営業時間など)を編集したり、顧客とやり取りしたりするには、ビジネスのオーナー確認を行う必要がある。
  • オーナー確認の方法は Google によって自動的に決定されるため、変更できない。利用可能な確認方法は、業種、公開情報、地域、営業時間によって異なる。
  • 確認方法として、電話またはテキスト メッセージ、メールアドレス、ライブビデオ通話、郵送(ハガキ)が案内されている。
  • ライブビデオ通話での確認は、各ビジネス拠点の営業時間内にのみ利用できる。通話中に、ビジネス拠点にいることと、所在地とオーナー権限を示せることを確認する。
  • ハガキのコードは通常 14 日以内に届く。オーナー確認コードは 30 日が経過すると有効期限が切れる。コードは 5 桁で、[コード] 欄に入力する。
  • コードを待つ間は、ビジネス名、住所、業種を編集しない。編集した場合、郵送されたコードは使用できなくなる。
  • 手順を終えると情報が審査され、審査には 5 営業日ほどを要し、それより長くかかることも稀にある。
  • Google Search Console でウェブサイトのオーナー確認を行う場合や、一括確認を使用している場合は、オーナー確認が即座に完了することがある。
  • Google が確認コードを尋ねることはない。確認コードは他のユーザーと共有しない。

どの確認方法が表示されるかは Google 側の判断で、会社側では変更できません。ヘルプには、利用可能な方法を試しても確認できない場合はサポートに問い合わせるよう書かれています。確認方法ごとの流れは Googleビジネスプロフィールのオーナー確認|東京の業種別確認率と手順 にまとめています。

写真を増やすときの公式仕様|形式・サイズ・種類ごとの枚数

写真 1枚以下は 65.9% です。Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの写真と動画を管理する」は、写真と動画はビジネス プロフィールのオーナー確認が完了した後にのみ Google に表示される、と冒頭で断っています。ヘルプの記載どおり、確認が済んでいない間は追加した写真が表示されません。同じヘルプと「ビジネス固有の写真に関するヒント」に書かれている仕様は次のとおりです。

項目 公式ヘルプの記載
写真の形式 JPG または PNG
写真のサイズ 10 KB~5 MB
写真の解像度 推奨 縦 720 ピクセル、横 720 ピクセル/最小 縦 250 ピクセル、横 250 ピクセル
写真の品質 ピントが合っていて十分な明るさのある写真。大幅な加工や過度のフィルタや AI の使用は避ける
動画 時間は最大 30 秒、ファイルサイズは最大 75 MB、解像度は 720p 以上
写真のタイプ ロゴ、カバー写真、その他の写真
種類ごとの目安 外観の写真を少なくとも 3 枚、店内の写真を少なくとも 3 枚、サービスの内容を表す写真を少なくとも 3 枚、経営陣や従業員の写真を少なくとも 3 枚
表示までの時間 最長で 24~48 時間ほどかかることがある
アップロード後のステータス 保留中・不承認・公開

ヒントのページは、サービスの写真について「チームやスタッフがさまざまな種類のサービスをお客様に提供している写真」「取り扱っている専門サービスの写真」を挙げています。ヘルプは、ロゴ写真が表示されない場合に、名前、番地が含まれた有効な住所、カテゴリ、電話番号、営業時間など必要な情報をすべて入力しているかを確認するよう案内しています。店舗や拠点が 10 か所以上ある場合は、スプレッドシートで写真を一括アップロードできます。

客先に出向く工事会社の登録|非店舗型とハイブリッド型

客先に出向いて作業する形態を、Google は「非店舗型ビジネス」と呼び、登録の仕方を定めています。Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」と「非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する」の記載を引きます。

  • 顧客が訪れることのできる実在の店舗や拠点、または顧客のいる場所に出向くことができるビジネスの場合は、Google でビジネス プロフィールを作成できる。
  • 非店舗型ビジネスとは、客先に出向いてサービスや商品を提供し、ビジネス拠点の住所では接客しないビジネスで、清掃サービスや配管工事などが該当する。
  • 非店舗型ビジネスの場合、拠点となるオフィスや店舗の住所に対して 1 つのプロフィールを作成し、サービス提供地域を指定する。顧客に対して住所を非表示にする必要がある。
  • ハイブリッド型ビジネスとは、ビジネス拠点の住所で顧客にサービスを提供しているが、商品配達や出張サービスも行うビジネス。ビジネス拠点に看板が常設されていない場合は店舗とは認められないため、非店舗型として登録する。
  • 「仮想」オフィスは、営業時間中に従業員が常駐している場合を除き、登録することはできない。
  • サービス提供地域は、市区町村や郵便番号などで指定できる(最大 20 か所)。半径距離での指定はできない。対象地域全体はビジネス拠点から車で 2 時間以内の範囲に収める。
  • 承認された場合、サービス提供地域の編集内容が表示されるまでに最長で 48 時間ほどかかることがある。
  • 住所表示の方法は、設定したビジネス情報と他の情報源から得たデータを総合的に勘案して Google が判断する。

事務所に看板が無く、お客様が訪ねてくることも無いなら、住所を非表示にしてサービス提供地域を区単位で指定する形が、ガイドラインの記載に沿います。住所の扱いの詳細は Googleビジネスプロフィールの住所|バーチャルオフィス・非店舗型と東京の実数 に整理しています。

今週できるチェックリスト

  1. 自社の掲載ページを見る。 東京名鑑の工事・リフォーム から区のページに進み、名称・所在地・電話・営業時間・分類が現状と合っているかを確かめる。掲載情報は Google 等の公開情報をもとにしている。
  2. オーナー確認の状態を確かめる。 Google 検索で自社名と所在地を検索し、プロフィールに [オーナー確認を行う] が表示されるなら未確認。表示された確認方法で手続きを始め、ハガキの場合はコードが届くまでビジネス名・住所・業種を編集しない。
  3. 営業形態を決めてから住所を設定する。 事務所で接客しないなら住所を非表示にし、サービス提供地域を市区町村で最大 20 か所まで指定する。拠点に看板があり営業時間中にスタッフが常駐するなら住所を表示できる。
  4. 写真を種類ごとに用意する。 外観・サービス(施工中の作業)・チームをそれぞれ 3 枚以上、JPG か PNG、縦横 720 ピクセル以上を目安にする。過度の加工や AI による生成は避ける。表示まで 24~48 時間ほどかかることがある。
  5. 営業時間とウェブサイトを登録する。 営業時間の登録があるのは 40.4%、ウェブサイトの登録は 61.6% にとどまる。営業時間の公式ルールは Googleビジネスプロフィールの営業時間|公式ルールと東京11業種の登録率 を参照。

自社の表示をまとめて点検したい場合は、MEO自己診断チェックリスト20 と、東京名鑑の AI検索診断(無料・登録不要) が使えます。

注意点|表示のルールと法令

プロフィールに書く内容には、Google のガイドラインと日本の法令の両方が関わります。

  • Google のガイドライン。 店舗住所やサービス提供地域は詳細かつ正確に記載する。実際には営業していない地域をサービス提供地域に入れたり、接客していない住所を表示したりすると、ガイドラインとの食い違いが生じる。
  • 景品表示法。 消費者庁「表示規制の概要」によると、景品表示法は不当な表示を禁止しており、商品・サービスの内容について実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に示す表示は優良誤認表示(5条1号)、価格その他の取引条件について実際のものよりも著しく有利であると誤認される表示は有利誤認表示(5条2号)に当たる。消費者庁長官は、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を事業者に求めることができる。施工実績・価格・保証の表示は、プロフィールの説明文や写真の説明も含めて、根拠のある事実の範囲にとどめる。
  • 建設業許可などの確認先。 東京名鑑は、利用者が自分で照合できるように、建設業者・宅建業者等企業情報検索システム(国土交通省)と東京都指定給水装置工事事業者一覧(東京都水道局)を公的な確認先として案内している。
  • 写真と動画のポリシー。 アップロードした写真と動画は Google のポリシーに照らして審査され、不承認になると Google 検索と Google マップに表示されない。

このデータは掲載件数であり、東京で営業している工事会社の総数ではありません。東京名鑑は掲載情報を定期的に再取得し、取得日を表示していますが、最新・正確でない場合があります。掲載を希望しない業者の掲載停止は常時受け付けています。東京名鑑への掲載と修正の依頼は 工事・リフォームの事業者の方へ から行えます。プロフィールの整備を相談したい場合は MEO(Googleマップ対策) のページと お問い合わせ・無料相談 をご覧ください。

よくある質問

オーナー確認をしないと、どうなりますか。

Google のヘルプによると、ビジネス名や営業時間などの情報を編集したり、顧客とやり取りしたりするにはオーナー確認が必要です。写真と動画も、オーナー確認が完了した後にのみ表示されます。東京の工事・リフォームでは、掲載 4415社のうち確認済みが 1429社(32.4%)です。

自宅を事務所にしていて、看板もありません。登録できますか。

ガイドラインは、顧客のいる場所に出向くことができるビジネスはプロフィールを作成できるとしています。看板を設置せずに顧客の所在地に出向く場合は非店舗型ビジネスとして 1 つのプロフィールを設定し、住所を非表示にして、サービス提供地域を市区町村などで最大 20 か所まで指定します。

写真は何枚あればよいですか。

Google のヒントは、外観・店内・サービス・チームのそれぞれについて少なくとも 3 枚を目安に挙げています。形式は JPG か PNG、サイズは 10 KB~5 MB、推奨解像度は縦横 720 ピクセルです。東京の工事・リフォームでは写真 21枚以上の会社は 312社(7.2%)で、中央値は 1枚です。

ハガキが届きません。どうすればよいですか。

ヘルプでは、コードは通常 14 日以内に届き、30 日で有効期限が切れるとされています。待つ間にビジネス名・住所・業種を編集すると郵送されたコードは使えなくなり、新しいコードを請求すると前のコードが無効になります。利用可能な方法を試しても確認できない場合は、サポートに問い合わせるよう案内されています。

東京名鑑の件数は、東京の工事会社の数と同じですか。

違います。東京名鑑の件数は、Google 等の公開情報をもとに東京名鑑が掲載している事業者の数で、取得時点(2026年6月〜9月)の値です。建設業許可を受けている事業者の総数ではなく、掲載順は 50 音順、広告枠はありません。

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出典・参考情報

最終更新: 2026年11月6日。本記事は出典欄の公式情報(確認日時点)に基づきます。本文の件数・割合は、東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月、2026年6月〜7月、2026年6月、2026年7月)を集計したものです。掲載データは Google 等の公開情報をもとにしており、実際の事業者数とは異なります。Google の仕様・ポリシーは変わることがあります。実施の前に最新の公式情報をご確認ください。本記事は特定の事業者を推奨するものではなく、成果を保証するものでもありません。