Google ビジネスプロフィールの「パフォーマンス」は、Google 公式ヘルプで指標ごとの定義が決まっています。「閲覧数」は Google 検索と Google マップでプロフィールを閲覧したユニークユーザーの数で、同じ人は 1 日 1 回しか数えません。「検索」に出る検索語句は毎月月初に更新され、表示されるまでに 5 日ほどかかることがあります。この記事は、東京で店舗・医院・事務所を運営するオーナーが、自分のプロフィールのパフォーマンス画面を公式ヘルプの定義どおりに読むためのものです。

対象は、Google ビジネスプロフィールを自分で管理している事業者と、業者に任せているが毎月の報告の数字が何を指すのか確かめたい事業者です。引用した公式ヘルプの文言は 2026年10月時点のものです。画面の名称や指標は変わることがあるため、最終的には本文に挙げたヘルプ本文で確かめてください。

パフォーマンスを見られる条件

Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」は、冒頭の「重要」で条件を 2 つ示しています。パフォーマンス データはオーナー確認済みのビジネス プロフィールでのみ利用できること、そして確認にはプロフィールに関連付けられている Google アカウントでログインする必要があることです。確認の方法はオーナー確認の記事にまとめています。

同じヘルプは、見られる人の範囲も書いています。ビジネス プロフィールのオーナーと管理者が、Google 検索や Google マップでのプロフィールの閲覧数、クリック数、その他のインタラクション数を確認できます。パフォーマンス情報はプロフィールごとに見ることも、複数のプロフィールをまとめて見ることもできます。

東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月)では、Google ビジネスプロフィールのオーナー確認済みの割合は、美容クリニックが 697院のうち 672院(96.4%)、歯科が 4865院のうち 3805院(78.2%)、工事・リフォームが 4415社のうち 1429社(32.4%)、建築士事務所が 1707件のうち 437件(25.6%)です(データについて)。掲載データは Google 等の公開情報をもとにした名鑑の件数で、実際の事業者数ではありません。

指標の公式定義(表で整理)

ヘルプの「利用できるパフォーマンス指標について」の節は、最初に「お客様のビジネスに関連する指標のみが表示されます。すべての指標が利用できるわけではありません」と断っています。表示される指標が少ないこと自体は異常ではありません。パフォーマンス データには、オーガニック検索結果と Google 広告の両方における表示回数、検索情報、ユーザーの行動が含まれます。各指標の定義は次のとおりです。

指標 公式ヘルプの定義
インタラクション数 すべてのインタラクションに関する概要
検索 ビジネスの検索に使用された検索語句
閲覧数 Google 検索と Google マップでビジネス プロフィールを閲覧したユーザーの数
ルート ビジネスへのルートを検索したユーザーの数
通話数 プロフィールの通話ボタンがクリックされた回数
ウェブサイトのクリック プロフィールに表示されたウェブサイトへのリンクのクリック数
メッセージ メッセージで交わされた会話の数
予約 ユーザーが完了した予約の数
予約リンクのクリック数 ホテルの予約リンクがクリックされた回数
商品 一定期間にユーザーが商品を閲覧した回数(店舗で販売されている商品)
メニュー 1 日あたりのユーザーごとのメニュー コンテンツでのクリック数
特典 プロフィールに表示された特典が閲覧され、クリックされた回数

定義の列はヘルプの文言を短くしたものです。ヘルプは「検索」指標が毎月月初に更新され表示まで 5 日ほどかかることがあること、「通話数」のトラッキングには電話番号を追加すること、「予約」のデータを取得するには予約プロバイダ経由で予約を管理する必要があることも書いています。

「閲覧数」が表示回数より少なく見える理由

月次の報告で混乱しやすいのが、閲覧数と表示回数の違いです。ヘルプは「この閲覧数は、ビジネス プロフィールやメール通知で確認できる表示回数よりも少ない場合があります」と書き、理由を 4 つ挙げています。

  • この指標では、プロフィールを閲覧したユニーク ユーザーの数がカウントされる。
  • 複数のデバイス(パソコンやモバイルなど)やプラットフォーム(マップや検索など)でビジネス プロフィールにアクセスした場合、カウントされる回数には上限がある。
  • ユーザーは 1 日 1 回のみカウントされる。同じ日に複数回アクセスした場合でも、1 回としてカウントされる。
  • この指標では、ビジネス プロフィールの閲覧数のみカウントされ、Google でのビジネスの合計表示回数はカウントされない。

ヘルプの定義に従うと、閲覧数はユニークユーザーの数、表示回数は別の指標です。メール通知の表示回数とパフォーマンス画面の閲覧数を同じ表に並べるときは、どちらの数字なのかを先に確かめてください。

「ルート」についても、ヘルプは「複数回のタップ」「ルート検索のキャンセル」「スパム」を考慮に入れて、ルートを検索したユニーク ユーザー数の集計方法を変更したと書いています。

「検索」の語句はいつ更新されるか

「検索」は、ビジネスの検索に使用された検索語句を示す指標です。ヘルプは、この指標が毎月月初に更新され、表示されるまでに 5 日ほどかかることがあると書いています。

検索語句は、特定の検索でビジネス プロフィールが表示されたときに確認できます。ヘルプは「これらの検索語句は直接管理できません」とも書き、ランキングを改善する方法の詳細として別ページ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」を案内しています。

そのヒントのページによると、ローカル検索結果は主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます。やることとして挙がっているのは、ビジネスのオーナー確認を行う、ビジネス情報を最新の状態に保つ(正確な住所・営業時間・ビジネスの種類・属性)、クチコミに返信する、写真や動画を追加する、店舗の商品を追加する、です。カテゴリの選び方は公式ルールの記事に、名前のルールは名前の記事にまとめています。

確認とダウンロードの手順(公式ヘルプの操作)

ヘルプに書かれた操作手順は次のとおりです。画面の文言はヘルプの表記に合わせています。

Google 検索で確認する

  1. ビジネス プロフィールに移動する。
  2. [パフォーマンス] をクリックする。
  3. 上部でレポートの期間を選択する。
  4. [適用] をクリックする。

Google マップ アプリで確認する

  1. モバイル デバイスで Google マップ アプリを開く。
  2. 右下の [ビジネス] をタップする。
  3. [パフォーマンス] の横にある [詳細] をタップする。
  4. 上部でレポートの期間を選択し、[適用] をタップする。

スプレッドシートにダウンロードする

ヘルプは、スプレッドシートでデータを確認するためのダウンロード手順を書いています。複数のビジネス プロフィールを管理している場合は、複数のプロフィールのパフォーマンス データを 1 つのスプレッドシートに一括ダウンロードして、拠点どうしを比較できます。

  1. パソコンでビジネス プロフィール マネージャーを開く。
  2. パフォーマンス データをダウンロードするプロフィールの横にあるチェックボックスをオンにする。
  3. 右上の [操作] から [インサイト] をクリックする。
  4. パフォーマンス データの期間を選択する。
  5. [レポートをダウンロード] をクリックする。
  6. 画面の左下に [ダウンロードの準備が整いました] というダイアログ ボックスが表示されたら、[ダウンロード] をクリックする。
  7. 新しいタブでダウンロードが完了したら、タブを閉じる。

ヘルプの「ヒント」によると、プロフィールでダウンロードが有効になっていない場合は、パフォーマンス スプレッドシートの列に「***」と表示されることがあります。

「インサイト」については、ヘルプは「一部のビジネス プロフィールではご利用いただけない場合があります」と断ったうえで、ビジネス プロフィールに移動して [インサイト] をクリックすると見られると書いています。インサイトは、顧客のクチコミ投稿、写真、ローカル検索のトレンドなど、公開されているビジネスの情報に基づいて作成され、頻繁に更新されます。

Google アナリティクスとの接続、Gemini での確認

パフォーマンスの数字は、ビジネス プロフィールの画面以外からも扱えます。ヘルプ「ビジネス プロフィールを Google アナリティクスに接続する」によると、ビジネス プロフィールを Google アナリティクスにリンクすると、ウェブサイトやアプリのデータに加えて、Google 検索や Google マップでユーザーがローカル リスティングをどのように利用しているかを確認できます。

リンクに必要な権限は、Google アナリティクス側ではリンクする GA4 プロパティの管理者または編集者のロール、ビジネス プロフィール側では接続するプロフィールのオーナーまたは管理者です。リンク設定は Google アナリティクス アカウント内で管理し、手順は [管理] ページの [サービス間のリンク設定] で [Google ビジネス プロフィールのリンク] を選び、[リンク] をクリックして、管理しているプロフィールを選択し、データ共有情報を確認して確定する、という流れです。Google アナリティクスのプロパティは、複数の Google ビジネス プロフィールにリンクできます。

共有されるのは、ビジネス プロフィールのパフォーマンス データ(インタラクション、ウェブサイトのクリック、通話、ルート、メッセージ、予約、メニューのクリックなど)です。リンクが有効になっている場合、ビジネス プロフィールのパフォーマンス ページに、集計データが共有されていることを示す通知バナーが表示されます。

ヘルプ「Google ビジネス プロフィールを Gemini ウェブアプリで管理する」によると、Gemini ウェブアプリにビジネス プロフィールを接続すると、パフォーマンス指標(インプレッション数、ウェブサイトへの誘導数、ルート検索数、予約数)や検索キーワードなどのビジネス インサイトにアクセスできます。プロンプトの例として「過去 1 か月のパフォーマンス指標を表示して」が挙がっています。利用条件は、オーナー確認済みの Google ビジネス プロフィールを 1 つのみ所有または管理していること、18 歳以上であること、プロフィールに関連付けられている個人の Google アカウントでログインしていること(仕事用または学校用のアカウントは利用できない)、[アクティビティの保存] がオンになっていること、です。オーナー確認済みのプロフィールを複数管理しているオーナーや管理者は利用できず、gemini.google.com でのみ利用できます。

月に一度の確認で見る順番(チェックリスト)

ここまでの公式の定義を、月に一度の確認で使う順番に並べます。数字の解釈はせず、定義どおりに読むための手順です。

  1. プロフィールがオーナー確認済みか、自分のアカウントにオーナーまたは管理者の権限があるかを確かめる(パフォーマンスはオーナー確認済みのプロフィールでのみ利用できる)。
  2. 上部でレポートの期間を選択して [適用] する(ヘルプ: 期間を設定して一定期間のパフォーマンスをトラッキングできる)。
  3. 「閲覧数」はユニークユーザー数(1 日 1 回のみカウント)として読む。メール通知の表示回数とは別の数字として扱う。
  4. 「ルート」「通話数」「ウェブサイトのクリック」「メッセージ」「予約」は、それぞれの前提条件(電話番号の追加、予約プロバイダ経由の管理など)が満たされているかを先に見る。
  5. 「検索」の語句は月初の更新と 5 日ほどの反映時間を待ってから見る。語句は直接管理できないので、プロフィールの情報(住所・営業時間・カテゴリ・属性)が最新かを確かめる。
  6. 複数拠点なら、ビジネス プロフィール マネージャーから 1 つのスプレッドシートに一括ダウンロードして並べる。「***」の列はダウンロードが有効になっていないサインとして扱う。
  7. ウェブサイト側の数字は、別の記事Search Console ガイドとAI 検索の公式レポートの読み方にまとめている。

項目ごとの点検にはMEO 自己診断チェックリストも使えます。

起こりやすい失敗(ヘルプの記述と照らして)

  • 表示回数と閲覧数を同じものとして比べる。ヘルプ: 閲覧数は、ビジネス プロフィールやメール通知で確認できる表示回数よりも少ない場合がある。
  • 電話番号を追加していないのに通話数を見る。ヘルプ: この指標をトラッキングするには、電話番号を追加する。
  • 予約プロバイダ経由で管理していないのに予約の数字を見る。ヘルプ: この指標のデータを取得するには、予約プロバイダ経由で予約を管理する必要がある。
  • 月初すぐに「検索」の語句を見る。ヘルプ: 毎月月初に更新され、表示されるまでに 5 日ほどかかることがある。
  • スプレッドシートの「***」を見て集計に失敗したと考える。ヘルプ: ダウンロードが有効になっていない場合に表示されることがある。

注意点とポリシー

ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」は、「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」と明記しています。ローカル検索結果は主に関連性、距離、知名度に基づいて表示され、知名度はビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報にも基づくとされています。

この記事はパフォーマンス画面の読み方だけを扱い、治療内容やクチコミの評価には触れません。

MEO のサービスページでは、プロフィール整備の進め方を一般的に説明しています。業者に任せる前に、まず自分でパフォーマンス画面を開き、どの指標が表示されているかを見ておくことをおすすめします。相談はお問い合わせから受け付けています。

東京名鑑では、業種ごとの掲載一覧(例: 不動産仲介)で各事業者の公開情報を確かめられます。自店のプロフィールが AI 検索でどう扱われているかは、無料のAI 検索診断で確認できます。

よくある質問

パフォーマンスの画面が表示されないのはなぜですか

公式ヘルプは、パフォーマンス データはオーナー確認済みのビジネス プロフィールでのみ利用でき、プロフィールに関連付けられている Google アカウントでログインする必要があると書いています。まずオーナー確認の状態と、ログインしているアカウントを確かめてください。

閲覧数と表示回数はどちらを報告に使えばよいですか

ヘルプの定義では、閲覧数は Google 検索と Google マップでプロフィールを閲覧したユニークユーザーの数で、1 日 1 回のみカウントされます。メール通知などの表示回数とは別の指標なので、報告ではどちらの数字かを明記し、月ごとに同じ指標で比べてください。

検索語句が先月のまま更新されていません

「検索」指標は毎月月初に更新され、表示されるまでに 5 日ほどかかることがあります。更新のタイミングを待ってから確認してください。検索語句は直接管理できない、ともヘルプに書かれています。

複数の店舗をまとめて比べる方法はありますか

ビジネス プロフィール マネージャーで複数のプロフィールにチェックを入れ、[操作] から [インサイト] を選んで期間を指定し、[レポートをダウンロード] すると、複数のプロフィールのパフォーマンス データを 1 つのスプレッドシートに一括ダウンロードできます。Google アナリティクスのプロパティを複数のプロフィールにリンクする方法もあります。

Gemini でパフォーマンスを見るには何が必要ですか

ヘルプの条件は、オーナー確認済みのプロフィールを 1 つのみ所有または管理していること、18 歳以上であること、プロフィールに関連付けられている個人の Google アカウントで Gemini ウェブアプリにログインしていること、[アクティビティの保存] がオンになっていること、です。複数のプロフィールを管理している場合は利用できません。

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出典・参考情報

最終更新: 2026年10月28日。本記事は出典欄の公式情報(確認日時点)に基づきます。本文の件数・割合は、東京名鑑の掲載データ(取得 2026年6月〜9月、2026年6月、2026年7月)を集計したものです。掲載データは Google 等の公開情報をもとにしており、実際の事業者数とは異なります。Google の仕様・ポリシーは変わることがあります。実施の前に最新の公式情報をご確認ください。本記事は特定の事業者を推奨するものではなく、成果を保証するものでもありません。